里海里山再生活動
2011年3月30日
間伐材の利用で「ボラ待ちやぐら」の復元を


ボラ待ちやぐらの復元の話しは、協議会発足時から会合の場で何度か出ていました。ただ、どうしても大掛かりな作業になることが予想され、二の足を踏んでいる状況でした。このほど、アサヒビールの寄付金を基にした県の「いしかわの里山魅力アップ活動支援事業」の補助金を受け、志ヶ浦の林道(農道)の整備と間伐に取り組みが始まり、この間伐を利用したらどうかという案が生まれ、再浮上したものです。

このボラ待ちやぐらの復元計画が、このほど(2011年3月31日)北國新聞で大きく取りあげていただきましたので、ご案内いたします。記事内容は以下の通りです。

伝統の漁、観光資源に
ボラ待ち櫓復元 穴水の新崎・志ヶ浦


穴水町のまちおこし団体「新崎・志ヶ浦地区里海里山推進協議会」は30日までに、かつて町内で盛んだったボラ網漁に使われた「ボラ待ち櫓」の復元に乗り出した。里山整備で生じる間伐材を活用し、実際に漁が行われていた志ヶ浦地区で組み上げる。将来的には地域住民らを交えて漁も再現して新たな観光資源とし、地域の活性化につなげる。
町教委によると、穴水では古くからボラ網漁が盛んで、かつては櫓が約40基あったとされる。漁は春から夏の風物詩となっていたものの、次第に櫓の数は減り、1996年を最後に漁は途絶えた。漁法の発達などに伴って廃れたとみられ、現在は観光用として国道249号線沿いの沖合に櫓2基のみが設置されている。
同協議会は、アサヒビールの寄付金を基にした県の「いしかわの里山魅力アップ活動支援事業」の補助金を受け、今年2月から志ヶ浦地区で里山約1ヘクタールの間伐に取り組んでいる。この活動の中で会員から間伐材を利用して櫓の復活を目指すアイデアが持ち上がった。
計画では、4月に櫓の材料作りを始め、間伐材の皮をむいて防腐剤を付ける。七尾湾北湾に突き出し、かつて実際に櫓が設置されていた地域「カマヤ鼻」の沖合に、地元の漁経験者の協力を得て新年度中に櫓を組み立てる。
同協議会の岩田正樹会長は新崎・志ヶ浦地区はボラの産地だったとし「地域のシンボルとして櫓を復元し、ぜひ漁の復元も目指したい」と話した。(記事=北國新聞)
北國新聞の記事

林道(農道)の整備についても少し言及しておきます。この林道の整備は、志ヶ浦の畑地を車で乗り入れられるようにすることが目的で始まりました。昨年12月に起工し、100メートルほど施設されています。少しずつ延ばしていって、志ヶ浦の畑地を貫通することをめざしています。

志ヶ浦の畑地の多くは、集落の崖の上にあって、どの道もかなり急な坂を徒歩で登っていくしかありません。重い肥料を運んだり、収穫した野菜を取り入れたりする際にも決して容易ではないのです。そのためにせっかくの畑を耕作せずに荒れた状態になってきています。ここに車が通れるようになることで、再び野菜作りに励む人も増えてくることが予想されます。

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